テオ・ヤンセン展 三重県立美術館 開館35周年記念

楽しみにしていたテオ・ヤンセン展。
昔テレビに突如現れた、海辺をゆったりと歩く竹でできた不思議な物体。(その時の私にはそう見えたのですが実際にはプラスチックのチューブです。)

その後、優雅に海辺を進む、美しい生き物のようなそれが、テオ・ヤンセンというオランダの芸術家が作る「ストランドビースト」なるものと知ったのでした。
美術手帖で三重県立美術館 の開館35周年記念の企画展でストランドビーストがやってくることを知り、楽しみにしていました。
実際に見ると、大きさと迫力と、骨組みの美しさに圧倒されました。
10時のデモンストレーションに合わせて訪れたので、ビーストが実際に動く様子を見ることができて本当に感激。(動画を貼り付けられないのが残念。動画の見られるホームページご紹介します。)
人力で動かすデモンストレーションもありました。
自分で押してビーストを動かすこともでき、実際に動くリズムや音、重さなどを直に体感できて、興奮してしまいました。
ヤンセンのスケッチやメモの展示は、彼の頭の中をまるで覗いているような気分になりました。
物理学者でもある彼は、理系脳とアーティスト脳を持ってる。
ヤンセンは一貫してビーストのことを本当の生き物のように表現しています。
ガイドブックの対談の中で
「いつか彼らが自由に群れで暮らせるようにしたい。」と語るヤンセン。
彼はロマンチストな男性だなぁ、と思いました。

オランダから三重県までやってきたビースト達。まるで眠って休憩しているよう。
本当に美しいストランドビーストでした。


■海辺で楽しそうなストランドビースト達の動画です。
■美術手帖

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