奈良美智 for better or worse 豊田市美術館
奈良美智さんの絵を初めて見たのは、ナイフを持って見上げる赤いワンピースの女の子の作品、その名も《The Girl with the Knife in Her Hand》(1991)。インパクトがあってドキッとしたのを覚えています。
今回、1987年の初期作品から2017年の最新作まで、約100展の作品が地元の豊田市立美術館で展示されるということで楽しみにしていました。絵画やドローイングだけでなく、FRPや木彫などの立体作品や、大規模な小屋のインスタレーションなどもあり、見応えがありました。
奈良さんが、愛知県の長久手市で過ごした時期をとても大切に思っていることがよくわかり、嬉しかった。
それにしても、豊田市美術館は、いつ訪れても気持ちの良い空間です。谷口吉生の設計ということで、建築ファンにも人気の美術館です。
私は何故かここに来る時は、お天気に恵まれないのですが、この日は珍しく晴れていて、建物が青空に映えてとても美しかったです。
今は図録が届くのが楽しみ。
豊田市美術館で9月24日まで開催です。
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